デザイナーであるということ以前に、まずちゃんとした人でありたいと思う。

ちゃんと相手の意見を聞く。ちゃんと「良い」とか「悪い」を言える。潜んでいるものを読み解く、または引き出す。いろんなことの可能性を探る目を持つ。

これらはちゃんとした人だからこそできること。自分があって相手がいるという世の中に、きちんと向き合うこと。そんな単純な事を、めまぐるしさの中に忘れてしまった人も多いと最近感じる。分からない領域を持ち出して、ごまかそうとしている人、逃げている人。とても寂しいと思う。自分の意見とは反対の意見に耳を傾けることこそが、人として大事なのに。ほんとそう思う。

先週末、あるプロジェクトの打合せで、あるデザイン設計事務所にお邪魔しました。昨年から活動を開始した新しい会社です。僕と同じ堺市出身の代表者の方とお話をする機会がありました。とても気さくな方で、気取らない雰囲気が印象的でした。あらゆる可能性を探る、見つける、引き出そうとする、そしてそれらを繋いだり導いたりする。そんな能力があるからこそ経営者として舵を取れるんだなと感じた。経営者である以前にちゃんとした人なんだなぁ。っと素直にそう感じた。分かりやすい言葉、共通言語で話せることの重要性を学んだ感じです。
彼のブログで僕のことが紹介されてます。アグレッシブな若手デザイナーってことになってます。

-若きデザイナーに刺激を受けました。-

「人に会って、話をすると、とても刺激になりますし、大事なことだな」。同感です。僕も刺激を頂きました。ありがとうございました。

2009.10.22

堀 真寿