少し話すと分かることがある。
その人がこれまで、どんな体験をして、学び、どのような想いでその言葉で話をしているのか。また、その質問をしているのか。その人の言葉や顔の表情、目の力、体の姿勢、声のトーンを通して伝わってくるものだと思う。

本気でそれを目指しているのか、それとも逃げ道を自ら作り出しているだけではないのか。他人任せにしてるくせに、自分を正当化しているだけではないのか。とか、いろんな話をすると垣間見える様々な“本当の表情”がある。努力を積み重ねてきた人の話し方やコミュニケーション能力の違いは、少し話するだけで感じるもの。逆もまた在る。もちろん正解なんてないが、コミュニケーション能力を磨くということは、普段からの成長・学び・努力・積み重ねを磨くということに通ずると思います。

意識や感性が乏しかったり、疑問・問題に気付かない鈍感な人。
問題意識はあって気付いてはいるが、そのままにしてしまう人任せな人。
広い視野を持ち、気付き、行動を起こし、努力し遂行する人。

大体はこれらのパターンのいづれかに当てはまるのではないだろうか。いずれも良し悪しはあると思いますが、どれが自分のパターンなのかを考えてみたり、またそれが会話とどう関係しているのかを考えたりしてみると面白いと思います。

2010.05.29

堀 真寿